GXR A12 50mm/F2.5
12日は仕事を強引に終わらせ、電車に飛び乗り、いざ幕張へ。
PRIMAL SCREAMが名盤SCREAMADELICAの再現LIVEを世界各地で始めた事を知った時、
「もしや、苗場で拝めるのでは?」
と思ったけど、残念ながらその願いは叶わなかった。
SONIC MANIAで来日すると知ったけど、初めはいまいち気が乗らず。
なぜなら、今までSUMMER SONICやかつてのSONIC MANIA、
同じようなクリマンのオールナイトイベントには何度か行ったけど、
ホスピタリティーが感じられず、何より音響の悪さにはホントに辟易した。
それでも、これを見逃したら、「一生観れない」という思いから
一ヶ月前に決断してチケットと切符を確保。
FUJIが終わって、テンションが上がっていたこともあり、
FUJI ROCK AFTER PARTYだと思いながら、この日が来るのを楽しみにしていた。
(やっぱり、PRIMALSとボビーを愛しているしね)
しかし、その想いも飛び乗った電車の中の最初のアナウンスで打ち崩された。
先日の新潟での大雨の影響で、越後湯沢ではなく遠回りとなる長岡へ行き先が変更。
東京への到着がおよそ1時間遅れになるという。
「ただでさえ開始ギリギリの到着なのに、これじゃ完全にPRIMALは観れないな・・・」
瞬く間に一気にテンションは下がり、それが見れないのなら、わざわざ遠方に行く意味はないし、
引き返そうかという思いもよぎる。
(だって、チケット代9,000円の内、自分の中ではPRIMALが8,000円だもん)
そして、しばらくすると全く違う考えが浮かんだ。
PRIMALはたしか明日、大阪のサマソニでプレイするはずだ。
東京に着いたら、大阪行きの切符を買い直して、現地でチケットをゲットすれば・・・。
さすがにこの案はすぐに撤回。
(いくらなんでも時間もコストも掛かり過ぎるよ。)
冷静になって、携帯で海浜幕張の到着時刻を確認。
「東京駅から京葉線までダッシュして一番早いのに乗り換え、
幕張に到着後も会場までダッシュすれば23:30過ぎには到着できるか?
だとすれば、最後の1曲くらいは観れるかも。」
そうだ、最高のロックンローラー・ボビー・ギレスピーを観るのだ!
これでテンション復活。
新幹線の中で寝ようと思ったけど、
先のことが気がかりで全く寝れず。
「ライブが始まった」というツイートが一層気持ちをはやらせる。
東京駅到着直前にテンションとともに戻った食欲を売店で満たし、
新幹線のドアの前でダッシュ体制完了。
・・・そして、最速で会場到着。
(恥も外聞も無く、とにかく走りましたよ。)
もう一つ観たかったアクトのJAMAICAの演奏を横目に、
一番奥のステージへ。
すると、
「ボビーがなんかしゃべってる・・・」
直後にCome Togetherが始まった。
「間に合った。。。」
一番聴きたかったLOADEDは聴けなかったけど、
それは世界の時が20世紀から21世紀に変わる夜に
ロンドンで聴いたあの瞬間だけの想い出にしておけってことか。
と、自分を無理矢理納得させた。
(結局4曲観る事ができて、初めてライヴで聴いたCountry Girlは最高だった。)