words and photographs
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
一箱古本市



先日、少し書きましたが10月8日(土)〜10月10日(日)に行われる
"お茶の間雑貨 スミレ屋"と同時開催の"一箱古本市"にお誘いいただき、
相方とともに"寺書房"(住所から名を付けました)として参加する事になりました。

詳しくはスミレ屋さんのブログをご覧下さい。

R0046998

我が"寺書房"は古本と一緒に手作りZINEの販売をします。
上の写真が今日出来上がった5部限定(1部は見本)の写真集。
値段は今のところ300円にしようかと検討中。

ZINEとは個人で製作する少部数の出版物のことで、
原本を作ったらコピー機で印刷をしたり、
手元にある紙を使い切れる部数分だけ作ったり、
こだわりがありそうでこだわらずに作るところが面白い。

自分のもかなりラフな作りなので笑えるかも。
現在開催中の上越写真部"町家de写真展"にも別のZINEを並べています。
(こちらは販売していません。)

R0046999
GXR A12 50mm/F2.5

また、本を買っていただいた方には
二人が撮った写真をカットして作ったしおりをプレゼントします。
数量限定で、全て違う写真。好きなものを選べます。

今日はこれに付けるトリコロールの紐を探すのに奔走。
準備も大体終わり、こうやって何かを作るというのは
大変だけどとても楽しいことだとあらためて感じました。
Book comments(0) trackbacks(0)
BRUTUS 2007/10/15
BRUTUS (ブルータス) 2007年 10/15号 [雑誌] "BRUTUS (ブルータス) 2007年 10/15号 [雑誌]"
2007-10-01 マガジンハウス



特集「言葉の力」。

ジョン・レノンをはじめ、
様々な分野の著名人が残した言葉について書かれています。
メールやインターネットが
主流のコミュニケーション方法になってきている時代において、
今、あらためて"言葉"というものを見つめ直す。
素敵な企画だと思い購入しました。

ちょうど、10月11日から放送が始まった金八先生の新シリーズの中でも
同じような事が言われていて、素晴らしい詩が紹介されました。

茨木のり子さん
「ぎらりと光るダイヤのような日」

という詩です。

---------------------------------
世界に別れを告げる日に
ひとは一生をふりかえって
じぶんが本当に生きた日が
あまりにすくなかったことに驚くだろう
(一部抜粋)
---------------------------------
(興味のある方は、是非題名で検索をして全文を読んでみて下さい。)

自分が気になって雑誌を買ったのとタイミングを同じくして、
こんな良い詩に巡り会えたのは偶然ではないと思います。

そして、若かりし頃に
音楽を聴きながら歌詞に耳を傾け(英語の場合は訳詩を見て)、
自分が生きて行く事の意味を模索していたことを思い出しました。

"言葉"というものは、本当に凄い力を持っていると思います。
今一度、"言葉"というものについて考えてみよう。
そして、自分もそんな"言葉"を発してみよう。
Book comments(4) trackbacks(0)
TITLe 04/2007 新・写真道楽
TITLe (タイトル) 2007年 04月号 [雑誌] "TITLe (タイトル) 2007年 04月号 [雑誌]" 2007-02-26 文藝春秋


写真特集だったから、初めてTITLeという雑誌を買ってみた。

新・写真道楽という特集名で様々な写真家や作品を色んな角度から紹介している。
STUDIO VOICEも似たような特集を年に1〜2回するけど、
どちらも月刊で出版されている写真雑誌とは違う
斬新な見せ方をしているという点で似ていて好み。

今回の特集の一番最初は、なんと梅 佳代さん!!
1月の情熱大陸以来、かなり人気が出ているらしい。
小学三年生数人を浅草の花やしきに連れて行って、
使い捨てカメラで彼らの視点の写真を撮らせて
彼女が面白いものを選ぶっていう楽しい企画。
(雑誌では使い捨てカメラではなくて、レンズ付きフィルムっていう書き方をされてたなぁ)

その他にも最近"さくらん"で初の映画監督デビューをした蜷川 実花さんなど、
新旧の写真家がたくさん出ている。

表紙になぜポップアート界の天才アンディ・ウォーホルが出ているのかというと、
彼は生涯で約6万〜10万点のポラロイドを含めた写真を残しているらしい。

やっぱり写真は色んなアートにつながっているということの証明だ。

"アート"なのに"道楽"。なんかいいね、この組み合わせ(笑)
Book comments(3) trackbacks(0)
"絶対、最強の恋のうた" 中村 航
絶対、最強の恋のうた "絶対、最強の恋のうた" 中村 航 2006-10-26

唯一、新刊を買っている大好きな作家 中村 航の新作。
一昨年に発売された伊坂 幸太郎、石田 衣良、市川 拓司、中田 永一、本多 孝好らとの"I love you"というオムニバス短編集に収録の"突き抜けろ"に加筆改稿したものを書き下ろしの4章とともに前後に繋げた作品。
タイトル通りの恋愛青春小説なんだけど、特に有り得ないことが起こるわけでもなく、普通の恋愛と青春を描いている。
では、何が面白いのかというと、そういう普通の話を面白く読ませるところに、この作者さんの凄さがあると思う。ただの恋愛小説だったら読んでない・・・。
そんなに起伏のないストーリーを、これまたよくある小説らしい難しい言い回し等を一切使わずに、読み手にその情景を思い浮かばせてしまうような文章で表現する。
その表現力が物語をとても身近なものに感じさせるので、ストーリーに入り込んでしまうんだと思う。自分がこの作者さんを好きなのは、きっとそんな風に思いのままに表現をする力が自分に決定的に欠けていると普段から痛感しているからなのかなぁ?勉強になります!

自分が大学生だった頃の事を思い出したし、純粋な気持ちにさせてもらえた。
最後にほんの少しだけスピード感が増して(1.1倍くらい?)、名残惜しい感じを残して話を終わらせる演出もニクい。

(初めてデビュー作の第39回文芸賞受賞作"リレキショ"を読んだ時は、それまで読む事のなかったタイプの本で本当に出会いを感じた。)

リレキショ "リレキショ" (単行本)中村 航 2002-12


リレキショ "リレキショ" (文庫)中村 航 2005-10-05
Book comments(0) trackbacks(0)
| 1/1 |